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グリーンネイルシンドロームとは?


グリーンネイルシンドロームとは、その名の通り、爪が緑色になる病気です。ケガなどで爪に損傷があるところに、緑膿菌という細菌がついて発症します。緑膿菌は水回りなどの周囲に存在しているありふれた細菌です。爪の変化した色は適切な治療をしても数ヶ月続くと言われています。この病気は1〜2つの爪に生じます。爪がもろく変形する爪白癬という病気が一緒にあることもあります。

 

治療として、緑膿菌に効果がある抗生剤外用薬と消毒薬の使用が勧められています。効果がある消毒薬は色々ありますが、消毒用エタノールにテラジアパスタかゲーベンクリームを溶かしたもので1日2〜3回爪を浸ける方法があります。初期治療に反応しない場合、4週間のキノロン系抗生剤の内服が勧められています。それでも改善が乏しい場合、菌の培養検査での薬剤感受性の確認や爪を切除する治療が勧められています。また、爪を顕微鏡でみて、白癬菌が確認できる場合には、爪用の抗真菌外用薬も必要になります。

 

ケアとしては、熱いお湯は使わない、水を使った後はすぐによく乾かす、4週間間隔で爪を切ることが勧められています。

 

ネイルアートなどで爪が傷んでいると感染しやすくなると思われます。適切な治療をしないままネイルアートを続けると、覆われた下にある爪の病変がジワジワと広がっていくと推察されます。