当院ではトラベルワクチンの取り扱いを開始する予定です。具体的には輸入ワクチンの接種が可能になります。
トラベルワクチンは海外に旅行、仕事、勉強に行く方に適しています。行き先によって、推奨されているワクチンや要求されるワクチンに違いがあります。十分な免疫がつくまでには数ヶ月から1年程度の時間がかかるものもありますので、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。長期滞在する予定の方については、もし時間がない場合、できる範囲でワクチン接種をして、残りは現地で接種するという方法もあります。ただし、黄熱ワクチンの接種が入国に必要なアフリカなどの一部の国では、余裕をもって検疫所でのワクチン接種が必須ですのでくれぐれも注意してください(ちなみに接種して10日後から有効になります)。
英語の証明書発行も可能です。証明書を必要としていない人でも、WHOが発行しているワクチン用の手帳がありますので、無料でそれに記録をつけてお渡しするつもりです。こちらの手帳には成人してからの破傷風や風疹のワクチン接種の記録などもつけておくことができます。
なお、輸入ワクチンは日本では未承認扱いのため、日本で認可されている薬剤の補償が受けられません。しかし、万が一副反応が生じた場合には、輸入代行業者の輸入ワクチン被害救済補償制度を利用することができます。
実際に接種を開始する日などは、また改めてご連絡したいと思います。