通院をする際に、一体どのくらいの間隔で通院すれば良いのでしょうか?
様々な考え方や方針がありますが、当クリニックの方針は病状に応じて決めています。
例えば、高血圧や糖尿病などの生活習慣病では、治療開始時や治療変更時には、効果や副作用を確認するために、1-4週間毎など、こまめに受診してもらうようにしています。ある程度病状が安定してきたら、徐々に受診の間隔を伸ばしていきます。それでも最大で3ヶ月程度が目安になります。それ以上は病状の見通しが付きづらいためです。
他に、やけどや切り傷などの外傷の場合ですが、生活習慣病に比べて短期間の通院間隔になります。例えば、縫合が必要になるような切り傷の場合には受診日を基準にして、翌日、3日目、5-7日目(抜糸)が多いです。やけどや擦り傷は治るまで時間がかかりますが、療養の方法を指導して、それを守れていることが確認できれば、通院を継続する必要がない場合もあります。
また、薬の観点から言いますと、向精神薬や医療用麻薬などでは処方日数の制限がありますので、どうしても通院間隔が短めになります。